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2015年10月




涙がこぼれないように
いっしょうけんめいに上を向いて歩いているのだけれど
上を向いても涙って
こぼれちゃうんだね
あなたが笑っているから
笑わなくっちゃと思うんだけれど
まだ無理
でも
もう少ししたら笑うから
きっと仲間も同じ気持ち
金曜日には会いに行きます

陽子ちゃん
どうもありがとう
お疲れさまでした
心より
R.I.P.

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イル・デーヴ松本公演



(松本場所...笑)

イル・デーヴ。言わずと知れた実力者揃いの大人気ユニット。東京では瞬間蒸発チケットのため、不戦敗と言いますか戦線離脱で未聴だったのですが、松本公演のチケットをゲットできたので、ついに聴くことができました。


(セカンド・アルバム入手。サイン頂きました)

私などが今さら言うまでもなく高い評価を受けているユニットですし、勿論CDは持っているのですが、生で聴いてこの人気にも納得。びよら弾きのサガで、アンサンブルとなるとつい内声に注目してしまうのですが、その内声の大槻さんと青山さんが、望月さんと山下さんの間を埋めるというだけに留まらず、時に抜きん出た歌唱で立体的な音空間を作っておいででした。山下さんが支える重厚な低音、望月さんの降り注ぐような声。オブリガードも絶品でした。


(終演後、ロビーにてサイン会)

そしてそして、特筆すべきは河原さんのピアノ。河原さんプロデュースの「歌霊」や望月さんのリサイタルシリーズ「Wanderer」を拝聴して毎度感服するのですが、ピアノの蓋は全開、タッチも全く抑えている様子はないのに、歌をかき消すということが全くないのですよね。時に丁々発止と渡り合い、時にリードし、時に寄り添って響き合う。これはアンサンブルの極致なのだと感じます。そしてこの懐の深いピアノの響きの上で、自由に遊ばせてもらっている男子ズの様相。聴いていると自然と笑顔になってしまうイル・デーヴ。実はピアノ・クインテットなのかも知れません(^^)。
(2015/10/10)

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レクチャー・コンサート Stimme vol. 4のお知らせ





学会発表も終わり、いよいよ次はStimme vol. 4レクチャーコンサートです。「学会発表も終わり」と書きましたが、実は鹿児島での発表と今度のレクチャーとは連動しています。言わば、タイアップ企画というわけです(笑)。

病理解剖医であったゴットフリート・ベンと、医学を志し勉強を始めたものの戦争によって志半ばにして中断を余儀なくされたパウル・ツェラン。この二人の、人体への向き合い方には大きな差異があり、そこが非常に興味深いところです。

グロテスクな描写に潜む抒情性を呈示できればと思います。

出演者は、ご覧の通りです。





今回は、いつもご出演頂いている東京都交響楽団団友の中山良夫先生に加え、オーケストラ・リベラ・クラシカやバッハ・コレギウム・ジャパンでもご活躍の山形交響楽団首席ヴィオラ奏者・成田寛氏をお迎えします。豪華でレアな演奏をお楽しみ頂けること請け合いです!


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レクチャー・コンサート Stimme vol. 4
「二台ヴィオラと繙く現代ドイツ詩の世界」

【第一部】
レクチャー
鼎談・対照的な詩作を腑分けする
ーー 現代ドイツ詩を代表するベンとツェラン
野口方子(ドイツ文学)/三ッ石祐子(ドイツ文学)/山口康昭(解剖学)

【第二部】
朗読コンサート
独日朗読とヴィオラの対峙

【演目】
ベン:《モルグ》より
ヒンデミット:無伴奏ヴィオラソナタ Op. 25-1
ツェラーン:《糸の太陽たち》
イサン・ユン:《コンテンプレーション》(1988)
ツェラーン:《声たち》
バッハ:無伴奏チェロ組曲第四番 BWV1010
ツェラーン:《死のフーガ》
ブリッジ:《ラメンテ》(1912)

【日時】
2015年11月8日(日)
13:45開演(13:30開場)

【会場】
慶應義塾大学三田キャンパス北館ホール

【料金】
一般:3000円
学生:無料

【出演】
野口方子(翻訳・訳詩朗読)
三ッ石祐子(翻訳・原語朗読)
中山良夫(ヴィオラ)
成田寛(ヴィオラ)
山口康昭(解剖学)

【主催】文化工房シュティンメ

【お問い合わせ】 stimme_kultur@yahoo.co.jp

【後援】
国際芸術連盟

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日本独文学会@鹿児島大学



(鹿児島大学の歓迎立て看板)

10月3日、日本独文学会の秋季研究発表会(全国大会)で発表をするため、鹿児島大学へ行きました。心配された爆弾低気圧も支障なく、予定通りの快適フライトでKOJに到着、桜島も穏やかで美しい姿を見せていました。


(鹿児島大学のゆるキャラ二体...違)


(今回の演題)

今回の発表テーマは、これまでの私とはガラリと変わって、Anatomie (anatomy)です。私は病理解剖医であったゴットフリート・ベンの抒情詩《モルグ(遺体安置所)》について、ベン自身の詩論『創作の告白』を手掛かりに、創作をする際のベンの対象との向き合い方、言葉の持つ意味などに触れつつ報告を行いました。既訳では漠然として内容がよく判らない部分が多いため原文に当たってみたものの、やはりよく解らない。これはやはり医学的な知識がないとベンの描いたことが理解できないのではないだろうか?という疑問が出発点でした。


(今回の共同演者)

「ドイツ語ではこんなようなことが書いてあるのだけれど、臓器の位置関係や解剖の作法が解らないと、グロテスクな描写の中に潜むベンの抒情性も解らないのではないか。」

実際、解剖学者にそれらの疑問をぶつけ、レクチャーを受けながら読み返してみると、改めて解剖医であったベンの詩人としての、そして科学者としての透徹した視線を再発見した思いがしました。ベンが観照していたであろう光景が鮮やかさを増したように感じたのです。

そして、解剖学者の意見をききながら改訳を試みたものを、既訳とともに会場でお配りしました。その「再発見」をどこまで反映できたかは、まだまだ推敲の余地があるのは無論のことですが、発表後にお話しに来てくださった先生がたに概ね好評で、ほっと胸をなで下ろしました。生野幸吉先生の既訳にある意味挑むという、大胆な試みであっただけに、「ベンがどういうことを描いているのかがよく解りました。これは一つの成果ですよ」と言っていただき、嬉しかったです。


(ここのお店は、肝吸いではなく肝味噌汁!)

発表の後は、鰻で昼ビー。コップ焼酎が170円という天国のような(笑)。その後、白熊も制覇。


(これでベビーサイズ。)

今回の発表ではもちろん課題も新たに見つかり、それを宝として今後に繋げたいと思います。
(2015/10/04)

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